水は寒なり、血は熱なり

2021年10月16日;(写真は 大分県由布市庄内町 コナラの美林3です。)

30代後半から40代半ばにかけ毎週のように全国を講演で廻っていた時期があります。
沖縄、福岡、関西、関東、北陸、北海道など東北以外の殆どの地区を廻っていました。各地区10~30シリーズで講義をしていました。

舌診のシリーズの講義で廻っていた頃、九州、関西、関東の参加者は通常の舌状態なのに、北海道の参加者だけが舌下静脈が怒張していました。しかも全員です。驚きました。
舌下静脈が怒張しているのは瘀血か血滞です。「血は熱なり」です。

北海道などの寒い地方ほど暖房も強いです。冬に室内で薄着で過ごせるほどです。逆に沖縄は冷房が強く寒いくらいです。
不思議ですが、漢方の古典である傷寒論(寒に傷つけられた病の治療法)は中国の温かい南方で書かれました。
逆に温病論(身体の中が温の病の治療法)は中国の寒い北方で発達しています。
食事や生活環境が影響していると考えられます。

北海道は食べ物も肉類や脂物なども多いです。キンキなどのお魚も油が乗って美味しいです。
焼肉は北海道では牛肉ではなくジンギスカンです。これも美味しいのです。肉の中で最も身体を温める食材が羊肉です。(モンゴルなどの北方民族も羊を食べます。)

北海道では、食材や生活環境で身体を温め寒さに対応しているのだと思います。そうでないと生きていけないのかもしれません。
環境に合わせ生きる。これも身土不二(シンドフジ)です。