誰でも分かる舌診_総論

2021年7月1日;(写真は 湯布院の梅雨のひと時 夕焼け です。)
東洋医学は、西洋医学と異なり内臓を直接診るのではなく、体表に現れた反応で患者さんの身体の状態を把握していきます。例えば望診、脈診・腹診などの切診、聞診も体表の反応から身体の中を診る技術です。
東洋医学は「体表解剖学」と言われる由縁です。そのため東洋医学では望診が必須となります。

一般的に望診は皮膚の表面を通し身体から現れる信号を診ています。一方、望診の1つである舌診は口腔や舌の粘膜を通して診ますので皮膚を通して診る望診とは異なる情報が得られます。
舌診は東洋医学の望診の重要な項目の1つです。

舌診では内臓熱(炎症)の状態、虚実、病位、燥湿、病因である気血水の一部などを診ていきます。

  1. 病の初期(太陽病位)はまだ内臓まで病邪が入っていないため舌には変化がありません。
  2. 舌の燥湿や苔の状態、舌色などの健康な状態「基準の舌」をまず覚える事から舌診は始まります。
    それには幼児(幼稚園生)の舌を多く診る事です。幼児の舌には苔が無く燥湿中間で舌色も健康な状態の子供が多いです。

次回は、誰でも分かる舌診_舌苔と燥湿