漢方薬の剤形

2020年9月10日;
漢方薬の内服には、湯剤(煎じ薬)、丸剤、散剤、雪剤、薫剤などがあります。他に外用の漢方薬も有ります。

雪剤は今のドライシロップと同じで口に入れ溶かして飲む剤形です。今は失われた剤形です。
薫剤はお香や線香と同じで病人の居る室内で焚き、香りで治療をする方法です。
現在は主に漢方薬内服として湯剤(煎じ薬)、丸剤、散剤の三種類が使われています。

丸剤は粉末にした漢方生薬を丸め蜂蜜で固めて造ります。
丸剤にすると、固めるため揮発性の精油成分が抜けにくいと言う特徴が出ます。
また蜂蜜により胃腸に優しい製剤が出来ます。八味地黄丸や桂枝茯苓丸の煎じ薬に蜂蜜を少し入れて飲むのも一考です。

散剤は数種類の漢方生薬を粉末にして造ります。
気剤の漢方生薬は少し粗目の末にします。精油成分を残すため細胞膜を出来るだけ壊さないためです。
水剤は胃で早めに吸収させるために、出来るだけ細かい末にします。
最後に血剤は腸で吸収しますので、少し粗くても大丈夫です。
散剤を効果的製剤にするための注意点です。