夢と東洋医学

2020年12月16日;(写真は琵琶湖のパワースポット 竹生島からの夕日です)
東洋医学では独特の理論に基づき、夢を診断材料の1つとして診ます。

身体を休めるθ(シータ)波の睡眠で夢をよく見る患者さん
体質・証は、半夏厚朴湯証、桂枝加竜骨牡蠣湯証、桃核承気湯証、柴胡加竜骨牡蠣湯証・・・などで右脳タイプの方が多いです。

脳を休めるδ(デルタ)波の睡眠で夢をあまり見ない患者さん
体質・証は、四逆散証、抑肝散証、釣藤散証・・・などで左脳タイプの方が多くなります。このタイプの患者さんは一度目が覚めるとなかなか寝付けない人(中途覚醒)も多いです。
コーヒーを飲んでも直ぐに眠れる人が多く、コーヒーで気持ちが落ち着くタイプです。

またSEXの夢を見る時や夢精は、竜骨の証だと言われます。桂枝加竜骨牡蠣湯、龍骨湯、柴胡加竜骨牡蠣湯などの適応症となります。

私は師から「古典に矛盾はない。しかし自分で確認していない古典理論は使うな」と教えられました。
以下の古典内容は確認していません。参考までに記載しました。

漢方の古典の素問「方盛衰論篇第八十」に「少気(ショウキ)し気が虚して上がると、みだりに夢を見るようになる。
肺気が虚衰(キョスイ)すると白い物を夢にみたり・・・。
腎気が虚衰すると水に溺れる・・何かに恐れおののく・・・。
肝気が虚衰すると菌香や生草を夢に見、樹木(緑)の下に横たわり、起きれない。
心気が虚衰すると・・陽気の盛んなものを夢に見、・・・燃え盛る火を夢に見る。
脾気が虚衰すると食べ物が足らずに腹が空いた夢を見・・・
。」と有ります。

古典の霊枢「淫邪発夢篇第四十三」には
肝気が盛んな時は夢の中で、よく怒ります。
肺気が盛んな時は夢の中で、恐れて泣き・・・。
心気が盛んな時は夢の中で、よく笑い・・・。
脾気が盛んな時は夢の中で、よく歌い楽しみ・・・。
腎気が盛んな時は夢の中で、身体がバラバラに・・・。

上記他、夢に関する多数の記述が古典にはあります。