四分画診断

2021年6月26日;(写真は 今年の桃1 湯布院 です。)
四分画診断を私は故入江正先生からご教示を受けました。入江先生の師匠である間中喜雄先生が提唱され入江先生も診断の最後の締めくくりとして使われていました。

  1. 四分画診断とは人間の身体が上下・左右にて常にバランスを取ろうとしている。
  2. 上下はお腹周辺の帯脈を挟んで。左右は身体の正面の正中線の任脉と背側の背骨の上の督脉を境にしてバランスを取っています。
    詳しくはX-交差治療法を参考にして下さい。

例えば肝臓に炎症があり東洋医学的に陽証の場合、肝臓の反対の左側にやや弱く陰証が出現します。
左膝に炎症があり陽証の場合、右膝に弱く陰証が現れます。左膝が陽明胃経の瀉法の麻杏薏甘湯証の適応する場合、右膝に現れたやや弱い陰証もこの瀉法で反応が消失します。

左膝の陽明胃経の陽証(麻杏薏甘湯証)が病態であり、右膝の陰証は左膝に対してバランスを取ろうとしているのだと考えられます。
この身体の動きが自然治癒力だと思われます。黄帝内経難経七十五難の勝復関係はこの自然治癒力を臓腑理論にて説明しています。

これらの現象は筋力テストやOT(オーリングテスト)、FT(フィンガーテスト)、糸練功にて誰にでも追試できます。(初心者の場合、このバランスを取るために出現した反応を病態と勘違いすることもままあります。)

東洋医学は排除する医学ではなくバランスを取る医学です。自然治癒力を高める事が東洋医学の本道だと感じています。