薬味・食材ごとの働き_牛乳・リンゴ・バナナ

2020年12月5日;(写真は沖縄 中城城跡です)
薬味の働きは本草綱目を始めとする東洋医学の薬理学書を参考にしています。

牛乳

  1. 涼;身体に熱がある人に合います。冷え性の人には合いません。
  2. 補;体力が虚している人に合い、体力を補います。
  3. 潤;身体を潤わします。口渇のある人に合います。浮腫みがちな方は浮腫みやすくなります。
  4. 降;便秘がちな方に合います。逆に下痢気味の方や低血圧の方には合いません。

食性は涼・補・潤・降ですので、熱中症や日射病の時。それらの予防にも適します。
牛乳は乳糖の代謝酵素ガラクターゼの欠如(遺伝的に黄色人種は乳児以外、乳糖を代謝できません)や乳タンパク質のカゼインの問題(グルテンと同様に遅行性アレルギーの原因となります)が有ります。
当薬局では牛乳は基本的にお勧めしていません。

リンゴとバナナ

  1. リンゴは、温・補・収の働きが有ります。
    下痢がちな方に合います。
    幼少の頃に病気をすると、母がお粥か、片栗粉に砂糖を入れ練ってくれるか、リンゴを摺ってくださっていたのを思い出します。
  2. バナナは、涼・瀉・散の働きが有ります。
    食物繊維が多く、便秘がちな方に合います。
    バナナは皮の表面に黒い点のスイートスポットが出て完熟してから食べると、免疫力が上がり抗がん作用が有るとの報告が有ります。また白血球の働きが活発になるとの報告もあります。
  3. リンゴとバナナは、正反対の真逆の食性(五気寒熱、補瀉、収散)に成ります。どちらもカリウムが多い食品に成ります。
  4. バナナには消化が早くエネルギーになり易い単糖類から、消化が遅く持続的なエネルギーとなる多糖類の炭水化物まで含まれています。
    繊維質も多く腹持ちも良く、登山やジョギングなどの長時間運動に適しています。