漢方薬名の付け方

2022年3月16日;(写真は長野県白馬八方尾根です。)

漢方処方は1つの薬方の中に君臣佐使(クンシンサシ)という4つの薬味で構成されている場合が多いです。
君薬(クンヤク)は主薬
臣薬(シンヤク)は君薬の補助
佐薬(サヤク)は君薬の補助と副作用防止
使薬(シヤク)は佐薬の補助と引薬

漢方薬名には主に君薬の生薬名が付いている処方が数多くあります。
桂枝(ケイシ)の桂枝湯
葛根(カッコン)の葛根湯
柴胡(サイコ)の小柴胡湯
白色の石膏セッコウ(白虎ビャッコ)の白虎湯
青色の麻黄マオウ(青竜セイリュウ)の小青竜湯・・・
など、メインの薬味が処方名になっています。

また一方、漢方処方の働き・薬効が処方名となっている薬方も有ります。
中(内臓)を安らぐ、安中散(アンチュウサン)
温める四物湯(シモツトウ)と清める・冷やす黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)の合方(ガッポウ)、温清飲(ウンセイイン)
中(内臓)を補い、気を益す、補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
皮膚病の原因の風毒フウドク(風湿フウシツ、風熱フウネツ)を消す、消風散(ショウフウサン)・・・

君薬が処方名になっている薬方は、傷寒論の古方に多いです。
薬効が処方名になっている場合は、後世方が多くなります。