中国での思い出2

2022年3月19日;(写真は福岡市 雨の大博通りです。)

中国での思い出1から続く

ジェラシックパークが流行った直後です。中国旅行の途中で仲間の先生が飛行機の中で「上海のデパートで琥珀のブローチを彼女に買った」と見せて頂いたことがあります。琥珀の中に虫が入っていました。小学校の夏休みの自由研究みたいに足を広げ見事でした。
僕はブローチを借り、飛行機の中でしたがライターで火を付けました。琥珀は松脂の化石ですので燃やすと松脂の臭いがします。この琥珀のブローチはプラスチックの燃える臭いがしたのです。
その当時は中国の飛行機はおおらかだったので大丈夫だったのでしょう。
同じ頃、中国の国内線に乗ると搭乗口が開くと中国の人達は我先に走っていきます。なんでだろと思って飛行機に乗ると、窓際の席に皆が一列に座っています。僕のチケットの座席指定は関係ないようです。

同行した知り合いの先生が熊胆(ユウタン)を買ったことがあります。「交渉して安く熊胆を手に入れた」と大喜びでした。
見ると少し色が違うのです。黒い熊胆や琥珀色の熊胆などありますが、黒っぽいですが不思議な色をしていました。
熊胆の鑑別は味と臭いも大事です。
またゴマ粒ほどの少量を水に浮かべると本物は走ります。少しもらって水に浮かべてみました。走らずに沈んでいくのです。沈む時の尾を引く色が緑でした。熊胆は黄色の尾を引きます。
同行の先生は偽熊胆を大事にバックにしまい、寂しそうにされていました。

牡蠣(ボレイ)は漢方では鎮静作用やアレルギーなどに使用されます。
日本の漢薬の牡蠣は養殖の生牡蠣を使用します。中国では山で取れた化石牡蛎を使用します。古代の牡蠣で大きさも30cm以上や殻の厚みも5cm以上がざらです。
牡蛎の修治(シュチ)は殻が真っ赤になるほど焼きます。化石牡蛎を800度Cで焼きます。(現在は中国の薬事法が変わり300度Cで焼かれているそうです)
それを持ち帰りしたことがあります。日本に持ち帰ると岩や小石が多数混在しているのです。

中国の生薬市場は面白いです。騙し騙され、価格交渉も面白いです。何年も通うと顔なじみも増えます。