蓄膿症・副鼻腔炎の漢方

2021年12月15日;(写真は 明治神宮外苑の聖徳記念絵画館から見た銀杏並木です。)

蓄膿症・副鼻腔炎は風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎が引き金で発病する事があります。体質的傾向では炎症性・化膿性体質の方が多いです。

なかなか治りにくい蓄膿症は、漢方薬による根本治療が適している疾患です。
漢方治療では、加味方(カミホウ)で辛夷(シンイ)川芎(センキュウ)や桔梗(キキョウ)石膏(セッコウ)。合方では桔梗湯(キキョウトウ)などを追加します。

最も有名な処方は葛根湯加辛夷川芎(カッコントウカシンイセンキュウ)です。急性期や上顎洞が痛いほど化膿していても、目の上の前頭洞の炎症が少ないと効果的です。慢性期や前頭洞まで化膿している時は効きにくくなります。他の薬方が適応します。

蓄膿症で多用する辛夷(シンイ)は、モクレンの仲間で初春に白い花を咲かすコブシのつぼみです。
刺激のある辛さがあり「辛」。花が咲く前の未開花のつぼみを漢方薬として利用しますので「夷」の名前が付いたと思われます。「夷」は蝦夷、東夷などと同じく未開の意味です。

辛夷は、この辛みで胸焼けやムカツキなどの胃症状を訴える人がいます。
漢方薬を服用する時の煎じ薬を濃度を薄くします。またエキス剤では、水をやや多めにコップ1杯服用します。冷服したり、食後に服用すると防げる場合が多いです。

様々な蓄膿症・副鼻腔炎 へ続く