太陽病2

2022年2月19日;(写真は インドネシア バリ島 フォーシーズンです。)

太陽病1 から続く

太陽病(タイヨウビョウ)は、病が裏(リ)に及んでいないため表寒(ヒョウカン)です。
しかし表寒に裏熱(リネツ)を伴うことがあります。
例えば風邪で麻黄湯証(マオウトウショウ)の人は元々体力があり裏熱を持っている人が多いです。他に桂枝湯証(ケイシトウショウ)、石膏剤(セッコウザイ)や黄芩(オウゴン)などが合う人も裏熱がある場合が多いです。温疫論(ウンエキロン)の温病(ウンビョウ)との関係もあります。

表寒の状態を発汗をさせるために葛根湯(カッコントウ)に生姜汁を追加したりします。体表を温め発汗させるためです。
もう一つの方法は葛根湯大棗大(タイソウダイ。葛根湯中の大棗を増やす)です。表寒で締まった表の血管を緩めて血流を増し発汗させます。非常に効果が高い方法です。

太陽病では牛黄(ゴオウ)製剤を補助として用いる事があります。また開窮薬(カイキュウヤク、カイキョウヤク)の麝香(ジャコウ)、青皮(セイヒ)なども用います。
牛黄は苦(ク)で寒(カン)、降(コウ)ですので解熱にも対応します。
牛黄清心元ゴオオウセイシンゲン(開窮が主作用の牛黄清心丸とは異なります)は、牛黄より実証(ジッショウ)で裏の熱にも対応します。

開窮薬 へ続く