太陽病1

2022年2月18日;(写真は インドネシア バリ島 フォーシーズンです。)

病邪(ビョウジャ)が身体に侵入し身体の正気(セイキ)と初めて戦う場が、東洋医学の太陽病(タイヨウビョウ)です。

病邪が身体に侵入すると、身体は体温を上げ免疫力を上げようとします。
体温を上げるために身体の表面積を出来るだけ小さくするため縮こまります。また体毛が有った頃のDNAでしょうか、体毛を立て体温を逃がさないように鳥肌を立てます。その状態が悪寒(オカン)です。

太陽病は、悪寒・悪風(オフウ)を代表とする表寒(ヒョウカン)の状態です。
表寒のため治療法は体表を温める治療法になります。
太陽病の治療は体表を温め、体表の毛細血管を広げ血流を増します。免疫力が上昇すると考えられます。治療が上手くいくと悪寒が去り発汗を始めます。
目安の発汗量は「病邪の実」である実証と「正気の虚」である虚証により異なります。そのため様々な薬方が準備されています。
太陽病の治療原則は、温(オン)で散(サン)・発汗になります。

体表を温める効力が弱いのが桂枝湯(ケイシトウ)です。やや強いのが葛根湯(カッコントウ)、更に強いのが麻黄湯(マオウトウ)、最も強力なのが越婢湯(エッピトウ)です。体表を温める力が処方ごとに違うだけです。
それを東洋医学では虚証(キョショウ)、中間証、実証(ジッショウ)、強実証(キョウジッショウ)と表現しています。

太陽病2 へ続く