当帰芍薬散と大蒜 タイサン(ニンニク)

2021年12月9日;(写真は 青山2丁目 銀杏並木です。)

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)は当帰(トウキ)、芍薬(シャクヤク)、川芎(センキュウ)、白朮(ビャクジュツ)、茯苓(ブクリョウ)、沢瀉(タクシャ)の処方内容です。
当帰・芍薬・川芎は血虚を補います。
白朮・茯苓・沢瀉は利水をします。

当帰芍薬散と同じ薬性・食性を持つのが漢方名は大蒜(タイサン)、一般名はニンニクです。
大蒜は血虚を補い、利水作用が有ります。

ニンニクの一般的効能はご存知の通りです。
大蒜は葫(コ)と呼ばれ多くの本草書(ホンゾウショ、漢方の薬理学書)にも記載があります。

  • 本草「毒あり・・・佳く五臓を掃く。久しく食せば人を傷る。目明を損ず
    毒がある・・・五臓を刺激するので、長期間食べると害がある、特に目を悪くする。
  • 拾遺(シュウイ)「毛髮をして白くせしむ
    毛髮を白くするから注意をしないといけない。

辛く臭いがするニンニクも美味しいですが、刺激が強く東洋医学では毒と考えます。漬け込んだニンニクが良いです。
今まで醤油漬け、味噌漬け、紫蘇付け、カツオ節漬けなど色々調べましたが、最も効果も相性も良いと思われたのが醤油漬けです。
数ヶ月醤油に漬けると、アリシンによる体臭や刺激も無くなります。毎日ドングリ位(小指の先位)の大きさの醤油漬けニンニクを食べると良いです。
血熱(ケツネツ)や瘀血(オケツ)の人はニンニクが合っていませんので、摂り過ぎにお気を付けください。
一方、当帰芍薬散証の人に漢方薬とニンニクの醤油漬けを併用してもらうと、驚くほどのスピードで改善していきます。