季節の変わり目の旬の食材

2021年10月19日;(写真は 大分県竹田市 岡城の大手門前です)

寒い冬は身体から熱を逃がさないよう皮膚は閉まっていると東洋医学では考えています。
冬から温かい春に向かい気温が上昇します。発汗が出来るよう発作用のある葉野菜を食べます。旧正月の春の七草はこの時期から葉野菜を食べなさいと言う食文化から生まれています。

例えば体温が36度だとします。寒い冬が気温10度だとし暑い夏が30度だとします。
冬は体温を26度上げないといけません。しかし夏は6度上げるだけで良いのです。
今まで冬に26度も体温を上げていた身体は急には冷ません。
身体を冷やすタケノコや山菜などアクのある食材が春に増えます。アクや苦みは乾燥し熱をろす働きがあります。

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(最強の石垣と呼ばれた岡城の石垣です。)

夏から秋に向かい朝晩が冷えてきます。空気は乾燥し始めます。その時期に滋潤作用の強い梨が出来ます。梨は身体にいを付ける働きが強力です。
民間療法では老人性の咳や切れにくい粘っこい痰などに、梨の汁を絞り温めて飲む方法が伝承されています。麦門冬湯(バクモンドウトウ)証などに合うのかもしれません。

秋には、夏の間に身体に溜まった熱を除くためアクと苦みのあるの柿やゴボウの季節がきます。
また今から来る寒さに対し体表を閉めるだけでなく、胃腸などの裏も引き締めているのかもしれません。
春の旬と異なるのは、発散作用の食材ではなく、表裏を引き締め熱を降ろす食材が中心になります。裏熱を除き冬の温病を防ぎます。

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春は散・降です。秋は潤・降です。
同じ降でも春と秋は食材が異なります。また食材の降の働きも食材の種類と季節で異なります。
春と秋の降の食材の違いを考えるのがヒントになります。

自然に合わせ旬の食材を多く摂ると良いです。
しかし摂り過ぎは、身体へ「摂り過ぎの弊害」を生みます。お気をつけて。