小陥胸湯ショウカンキョウトウ

2022年1月26日;(写真は インドネシア バリ島の夕焼け4です。)

肺がん」のところでご紹介しましたが、肺がんの咳には麦門冬湯(バクモンドウトウ)を使うことが多いです。

肺がんが進行すると胸水が貯まることがあります。
肺がんの胸水に小陥胸湯(ショウカンキョウトウ)が適応することがあります。また小柴胡湯(ショウサイコトウ)と合方し柴陥湯サイカントウ(小柴胡湯合小陥胸湯)のこともあります。

小陥胸湯は結胸(ケッキョウ)に使われる処方です。
同じ傷寒論を出典とする結胸に使われる処方で大陥胸湯(ダイカンキョウトウ)があります。大陥胸湯は陽明病位に近い実証です。
それより虚証で水毒がある胸中急迫の小結胸に用いるのが小陥胸湯です。

小陥胸湯は肺がんの胸水だけでなく肋間神経痛などにも繁用される処方です。
胸痛や心下の痛みなどを目標に、風邪、気管支炎、肋膜炎、喘息、肺炎、胃痛、胆石症などにも使用されます。

※肋間神経痛は小陥胸湯、柴陥湯以外に柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)加芍薬(シャクヤク)あるいは芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)合柴胡桂枝湯なども多用されますが、その他多くの処方が有ります。