食養生の食材の応用_便通No.6

2020年11月17日;
便通は悩む方が多い疾患です。便秘と下痢は真逆の病態として捉えます。
(胆汁の流れが悪くて起きる脂溶性便、細菌性の下痢は体質的な下痢とは異なります。)

便秘は「実証「となり、法にて便を出します。
便秘は「升」の状態になり、にて腸の蠕動運動を促進し、便を降ろします。
便秘は「収」の状態ですので、により固い便を軟らかくします。

下痢は「虚証」となり、により失われた体力を補います。
便が降りる下痢は「降」であり、により下方向に降り易い便を上方に留めます。
下痢は「散」の状態ですので、により柔らかい便を固めます。

便通は東洋医学の補瀉・収散・升降の概念が分かりやすい病態です。

便秘に良い食材は、瀉・降・散です。
紫蘇、胡椒、昆布、スイカ、せり、茄子、ホウレン草、梨、薄い緑茶、バナナ(涼・瀉)など。

下痢に良い食材は、補・升・収です。
ヤマイモ、リンゴ、栗、クルミ、ウナギ、蒲陶など。