東洋医学の診断

2022年3月23日;(写真は山口県 長門 元乃隅稲成神社です。)

漢方医学の診断と西洋医学の診断は大きく異なります。
漢方医学の診断は「証(ショウ)」を決める事であり、西洋医学の診断は病名になります。

例えば「葛根湯(カッコントウ)証」の診断は葛根湯で改善する、良くなる病態であるという意味・診断になります。
「桂枝湯(ケイシトウ)証」は桂枝湯で、「麻黄湯(マオウトウ)証」は麻黄湯で良くなります。

小柴胡湯(ショウサイコトウ)は西洋医学の病名では、感染症などの発熱、中耳炎、扁桃炎、咽頭炎、耳下腺炎、肺炎、気管支炎、肋膜炎、結核、肺気腫、肝炎、胆嚢炎、胃腸炎、円形脱毛、皮膚病など数多くのお病気の急性状態や体質改善に使用されます。

患者さんの病態を、事前の問診などの情報が無い状態で、糸練功(シレンコウ)やOT(オーリングテスト)、FT(フィンガーテスト)を使い「小柴胡湯証」と判断した場合、西洋医学的な病名は何なのか判断できません。
中焦(チュウショウ。鳩尾付近から臍付近の間)にて「小柴胡湯証」を呈していたから肝炎だとは言えません。胆嚢炎、胃炎、皮膚病なども考えられます。他に胆経の経絡の反応が出ている事もあります。

糸練功に関しては以下をご参考に
誰でも出来る「糸練功」医療気功
糸練功の合数(改善度合い)と症状

患者さんが「糸練功で身体を診て下さい」と言われる場合もあります。
事前の問診や症状などの情報の無い状態では、推測の範疇を出ず診る事は不可能だと考えられます。
糸練功は間中喜雄先生、入江正先生と代々引き継がれ完成した優れた技術です。しかし四診(ヨンシン。問診、切診、聞診、望診)の一部にしか過ぎないからです。