睡眠と東洋医学

2021年7月15日;(写真は 福岡市大濠公園。黒田長政が造った舞鶴城の外堀 です。)
私達が患者さんに問診を行う時に睡眠の状態を必ずお聞きします。

私達は睡眠の時に心と身体を回復させています。体調が悪いお病気の方にとって「よく眠れるかどうか」は治すため、非常に大切な養生の1つです。

心の病をお持ちの方、不眠症や自律神経失調の症状のある方には起床時間と就寝時間を患者さんにお聞きします。
起床時、最初に視覚から入る光量で松果体からのメラトニン分泌が減少します。メラトニンが減少することで覚醒状態となり生体内時計が1日1回調整されます。
海外旅行に行った時、時差ボケで眠かったり食欲が減少したり倦怠感を味わうのはこの生体内時計が狂ったためです。

朝方の起床が望ましいです。しかし夜勤などで生活パターンが異なる方もいらっしゃいます。その場合、出来るだけ起床時間をある程度の時間範囲内で決めると生体内時計を一定に調整することが出来ます。

生体内時計が狂った状態では不眠症や神経症の改善は望めません。
1日1回の朝方のメラトニン減少が重要です。不眠症の方はどんなに遅く寝ても、夜明け頃に起きる習慣をつけるだけで生体内時計はリセットされていきます。
寝る時間ではなく起きる時間が大切です

また夜は暗くすることにより光量が減少しメラトニン分泌が高まり睡眠状態に入りやすくなります。私達の祖先から受け継いだ夜の明るさ「月明り」より明るい部屋の証明は避け、iPhonの光量も避けます。