漢薬の選品

2022年5月13日;(写真は 福岡県福津市 宮地嶽神社 です。)

ここに小粒の大棗(タイソウ)と大粒の大棗が有ったら、どちらが良い大棗でしょうか。
十薬(ジュウヤク)・ドクダミの大きな葉と小さな葉は、どちらが良い十薬でしょうか。
紫蘇葉(シソヨウ)の成長し過ぎた大きな葉と小さな葉、どちらが良いでしょうか。
人参の太い物と細い人参、どちらが良いでしょうか。

  1. 大棗などの果実は大きい程、良いです。大きな大棗、大きな枸杞子(クコシ)が良い漢薬になります。枳実(キジツ)や青皮(セイヒ)、陳皮(チンピ)なども実物になります。
  2. 葉物は新芽ほど毒が少なく、今から成長するエネルギーが強いと考えます。
    漢薬としては葉物は小さい方が良い漢薬になります。薄荷(ハッカ)、紫蘇葉、十薬他です。
  3. 根物は太く肥えた物が良いです。人参、葛根(カッコン)、升麻(ショウマ)などです。

採取した漢薬原料は洗浄した後に乾燥をしていきます。

  1. 果実の乾燥はやや不十分な半生が良いです。やや果実の瑞々しさが残る程度です。
  2. 葉物は完全に乾燥させずに半乾にします。香りの成分が残る位です。
  3. 根物は完全に乾燥させます。出来るだけ乾燥させます。人参などは叩くと金属音がする位まで乾燥させます。それにより厚い細胞膜を通し成分の抽出がしやすくなります。