
2020年11月2日;(写真は福岡市 シーサイド百道の夕陽です)
今回は西洋に残されている食養生・食文化の記録を幾つかご紹介します。
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- 旧約聖書の「ダビデの詩篇51」
「ヒソップで吾の罪を清めよ。吾が身が雪より白くなる様に洗え」
ヒソップは浄血剤です。シソ科のヤナギハッカ。血毒を浄める働きです。
皮膚病には外用として洗顔や浴用剤としても使用します。
他の効能としては利尿・緩下・去痰・整腸作用がある生薬です。 - 旧約聖書の「アダムとイブの禁断の果実」
エデンの園で過ごしたアダムとイブは、裸の身体をイチジクの葉で隠して過ごしました。
神から禁じられていた禁断の木の実(リンゴ・イチジク)を食べてしまい、エデンの園から追放(失楽園)されます。
イチジクには便秘に対し緩下作用(イチジク浣腸)・消化促進の働きが有ります。 - 新約聖書の「テモテヘ への第一の手紙5章の23」
「水ばかり飲まないで、胃のためにまた、度々起きる痛み病気のために、少量のぶどう酒を飲みなさい」 - 医学の父と呼ばれる古代ギリシャ(B.C.5世紀)のヒポクラテスの言
「病は血の汚れから生じる」
- 旧約聖書の「ダビデの詩篇51」
次回は日本の食養生・食文化です。