生体と患部の陰陽

2022年1月8日;(写真は 北海道留寿都スキー場です。)

陰陽と太極(タイキョク)から続く

東洋医学の治療を行うに当たり、生体全体は陰証なのに患部は陽証(ヨウショウ)と言うことが有ります。
例えば虚証(キョショウ)の女性で子宮筋腫がある時などです。虚証は陰証(インショウ)、子宮筋腫は瘀血(オケツ)で陽証です。
治療は瘀血処方の虚実(キョジツ)を和らげたり、或いは1日の分量を減薬し対応します。

このように生体全体の証(ショウ)と病の証が異なる事があります。
生体全体の証と病の証が異なれば異なるほど治りやすい傾向にあります。

例えば皮膚病では色白の桂枝加黄耆湯(ケイシカオウギトウ)証の患者さんに脂漏性湿疹などの瀉心湯(シャシントウ)証である黄連(オウレン)・黄芩(オウゴン)の組合せの柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)証などが出現した時などです。
生体全体の証と患部の証が異なるため治りやすい傾向にあります。

逆に生体全体の証と患部の証が近似なら治りにくく、治療にも時間が掛かる可能性が出てきます。
例えば温清飲(ウンセイイン)証の患者さんに同じ解毒症体質の柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)証の脂漏性湿疹ができた時などです。

病は、身体が陰か陽に傾くことにより生じると、東洋医学では考えています。
その陰陽を調和するのが東洋医学の治療です。
陰陽が調和されたバランスの良い状態が「太極(タイキョク)」であり健康だと考えています。

太極(タイキョク)を目指す へ続く

  1. 陰陽と平(ヘイ)
  2. 陰陽と太極(タイキョク)
  3. 生体と患部の陰陽
  4. 太極(タイキョク)を目指す
  5. 平(ヘイ)とは