東洋医学の正常化作用

2020年8月24日;
化学薬品の降圧剤を服用すると、誰でも血圧が下がります。
化学薬品の血糖降下剤を服用すると、誰でも血糖値が下がります。
化学薬品の解熱剤を服用すると、誰でも体温が下がります。

大柴胡湯と言う漢方薬が有ります。
適応は、高血圧症、肝機能障害、胃炎、喘息、糖尿病、肥満など幅広く使われる漢方薬です。
例えば、肝機能障害で大柴胡湯を服用すると肝機能は改善します。しかし血圧も血糖値も下がりません。
糖尿病で大柴胡湯を服用すると血糖値は下がります。しかし血圧は下がりません。

白虎加人参湯と言う漢方薬が有ります。
適応は、糖尿病、発熱の解熱、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、熱中症など幅広く使われる漢方薬です。
例えば、糖尿病で白虎加人参湯を服用すると血糖値は下がります。しかし体温は下がりません。
アトピー性皮膚炎で白虎加人参湯を服用するとアトピー性皮膚炎の炎症は治まります。しかし血糖値は下がりません。

漢方薬は正常化作用です。化学薬品の様な、一方的な血糖降下や解熱作用、降圧作用は有りません。
その患者さんの一番良い状態に正常化する働きです。

漢方の薬味は、上薬・中薬・下薬に分かれます。
上薬は、一生飲むと健康維持も出来る漢方薬。
中薬は、慢性病に使用し治ったら止める漢方薬。
下薬は、急性病に使用し治ったら止める漢方薬。と考えると分かりやすいです。

この下薬の中には、正常化作用ではなく化学薬品と同じように一方的な働きをする漢方薬が少数有ります。
専門家にご相談、或いは助言をもらい下さい。

しかし殆どの漢方薬は正常化作用です。