往来寒熱(オウライカンネツ)

2020年12月24日;(写真は長崎県 佐世保市 九十九島です)
東洋医学の熱形パターンから続く

往来寒熱は少陽病の特徴的な熱形です。
寒と熱が往来(行き来する)する熱形との意味です。
朝方は平熱で、夕方の18~19時前後より少し寒気がし微熱が出ます。発汗をし次の日の朝方は平熱に戻ります。これを繰り返すのが往来寒熱です。

実証(病邪の実が強い)の場合は、夕方ではなく昼過ぎから寒気がし夕方に微熱ではなく高熱が出ます。その後、直ぐに夜の20時前後には発汗が始まり平熱に戻ります。

虚証(正気の虚)の場合は、寒気も少なく熱も高くなく、発汗も遅めで少ない傾向にあります。
更に虚すると寒気も発熱にも本人は気づかない程度になります。発汗も更に夜遅くなります。
夜のお風呂上りに普段より発汗が多くなったり、体力が落ちている時の盗汗(寝汗)は虚証の往来寒熱による発汗の一つと考えられます。

東洋医学で逍遙熱(ショウヨウネツ)と言う熱形が有ります。背中が突然カァーと暑く成ったり、逆に冷水を流されたように背中に冷感を感じます。
寒くて一枚服を羽織ったら、逆に暑くなり脱ぐ。脱ぐと寒くてまた羽織る。これも逍遙熱の一例です。
逍遙熱も少陽病の往来寒熱が、自律神経のコントロールが上手く出来ずに短時間で繰り返される変形パターンと考えられます。