お茶で飲む漢方薬

2022年1月27日;(写真は インドネシア バリ島です。)

年配者の咳で、湿咳は五虎湯(ゴコトウ)、乾咳には麦門冬湯(バクモンドウトウ)とよく言われます。
また麦門冬湯は妊娠中に咳の出る妊娠咳の妙薬とも言われます。即効性です。

しわがれ声に半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)と麦門冬湯の合方で良くなる方がいらっしゃいます。
また麦門冬湯証の咳で気鬱を伴ったり咽中炙臠(インチュウシャレン)・梅核気(バイカクキ)がある場合も半夏厚朴湯合麦門冬湯を用います。
麦門冬湯については 麦門冬湯 をご参考に

麦門冬湯証は燥咳ですので濃い切れにくい痰が多く、切れにくい痰を出すために咳き込みます。
同じ燥咳ですが、濃い痰が多いのは清肺湯(セイハイトウ)証です。

喘鳴の多い湿咳は、水分が多いため一般に薄い痰の場合が多いです。
その湿咳の中で濃い痰で痰量が多いのが、今回の五虎湯証と、肺炎や気管支拡張症などにも応用される桔梗湯(キキョウトウ)証です。

五虎湯は万病回春(マンビョウカイシュン)が出典です。麻黄(マオウ)、杏仁(キョウニン)、甘草(カンゾウ)、石膏(セッコウ)、桑白皮(ソウハクヒ)の現在は5味の処方です。麻杏甘石湯(マキョウカンセキトウ)に桑白皮を加えた処方です。
麻杏甘石湯は小児に、年配者には五虎湯とも言われます。

万病回春の五虎湯 へ続く