瘀血(オケツ)とは No.1

2020年10月3日;
東洋医学の病因には気毒・血毒・水毒があります。
血毒の中に更に瘀血の概念があります。
「近代漢方で言う瘀血」と「伝統漢方で言う瘀血」とは意味が異なっています。

古方派の教科書である「漢方処方応用の実際(著;山田輝胤著 1967年)」には
1.瘀血の症状
口渇、熱感、唇・舌の辺縁が暗赤色、皮膚がくすんで浅黒く、汚らしい発疹、青筋、大便の臭気・・・。
2.瘀血の腹証
少腹硬満、下腹部が膨満し、腫塊や抵抗がある。
少腹急結、左側腸骨窩に擦過性の圧迫に対し、圧痛と索状物を認める。
」少腹とは下腹部の事です。左下腹部に抵抗と圧痛が認められると言う意味です。
と述べられています。

同じく「漢方診療医典(著;大塚敬節・矢数道明・清水藤太郎 1969年)」には
1.「少腹急結は瘀血の腹証で桃核承気湯を用いる・・・左側腸骨窩に現れ、指頭でこするように圧を加えると急迫性の疼痛を訴える。
2.「少腹満・少腹硬満は下腹部の膨満・・・下腹部の抵抗物を触れ・・・瘀血の腹証として現れ、大黄牡丹皮湯、桂枝茯苓丸などを用いる。
と記載されています。

次回「瘀血(オケツ)とは No.2」に続く