体質と異なる病態

2021年1月6日;(写真は長崎県 平戸市 生月島 サンセットウェイです)
本来の体質と異なる病態を呈する患者さんがいらっしゃいます。

例えば血虚の当帰芍薬散タイプの体質の方に、子宮筋腫(血虚と真逆の瘀血の病)が出来ることが有ります。このように体質と真逆の病気の場合、短期間で比較的に治しやすい場合が多いです。
逆に瘀血の桂枝茯苓丸タイプの体質の方に、体質通りの子宮筋腫(瘀血)が出来ると治すのに時間が掛かり手こずります。

皮膚病でも色白の水っぽい肌の方に出来た脂漏性湿疹は短期間で治せます。しかし色黒の解毒症体質(体質的に脂質代謝異常の気がある)の方に出来た脂漏性湿疹は治すのに時間が掛かります。

また解毒症体質(皮膚がオイリーで皮脂のスクアレンが多いタイプ)の方に出来たカンジタ症(スクアレンは真菌・カンジタ菌に対し抗菌作用が有ります)は治しやすく、皮脂の少ない色白の水っぽい肌の方に出来た真菌症は治すのに時間が掛かります。

漢方の治療(体質改善に要する)期間を左右する要素は

  1. 体質と病態によって左右されます。
  2. 発病から正しい漢方治療を開始するまでの罹患期間。
    罹患期間が永いと治療にも時間が掛かり、罹患期間が短いと治療期間も短くなるケースが多いです。
  3. 壊病(エビョウ)に陥っている場合は治療期間が長く掛かります。

壊病に関してはこちらを参考にして下さい。