変遷する妊娠への漢方薬

2021年11月26日;写真は福岡城(舞鶴城)です。

私どもが漢方を始めた40数年前、不妊症の漢方薬として3大処方が有りました。
当時の漢方の教科書にも載っていた処方です。
当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、加味逍遙散(カミショウヨウサン)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)です。

確かに当時はこの3処方を使い分け不妊症の患者さんに対応していました。

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現在は、漢方薬局に不妊症で相談に来られる患者さんに、この3処方を使うことは非常に少なくなっています。
婦人科の検査や技術が発展したからだと思われます。当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸で妊娠する人は婦人科で妊娠しているのかもしれません。

婦人科で妊娠されなかった患者さんが漢方の世界に来られます。
40数年前は殆ど使われていなかった薬方で妊娠する方が増えています。

これも時代の変遷だと思います。