東洋医学で言う熱とは

2021年1月22日;(服部半蔵の墓。東京都四谷の西念寺)
東洋医学で言う熱は西洋医学の熱とは異なります。
例えば、風邪をひいて40度以上の高熱が出ます。患者さんが悪寒で寒いと訴えれば、高熱でも東洋医学では「寒」となります。
35度台の体温でも身体が火照る、喉が渇くと患者さんが訴えれば「熱」と考えます。
体温が高い低いではなく、患者さんがどう感じるかが東洋医学の「寒」であり「熱」です。

熱には「実熱」と「虚熱」があります。
実熱は陽証であり、虚熱は陰証になります。
例えば、高血圧でガッチリ型で赤ら顔は実熱で陽証です。
遠出をし遠距離を歩いた時など、夜に足が火照ることが有ります。疲労し弱ったために出る熱で陰証で虚熱です。
唇の荒れも陰証の虚熱です。
喉が渇き水をゴクゴク飲むのは実熱(口渇)。
喉は乾くが口を湿らす程度で落ち着くのは虚熱(口乾)になります。

尿の色が濃いのは熱症(ビール色は黄疸の可能性があります)。尿の色が透明に近いのは寒症です。
女性のおりものが薄く白く量が多いのは寒症。色が褐色で濃いのは熱症。

下痢で臭いが強く肛門に灼熱感が有り、下痢してスッキリすれば熱症。
同じく下痢で水性が強く、下痢して脱力感が強ければ寒症です。

皮膚病で浸出液が臭いがしたり色が濃かったら熱症。
目ヤニは熱症になります。

食養生では体温に左右されるのではなく、東洋医学の寒熱により食材の五気(寒・涼・平・温・熱)を選択して食べていきます。