治せない自分

2022年4月26日;(写真は 広島市 被爆樹木 爆心地から1,720m 生き残ったマツ。)

東洋医学に従事していると、先輩方からよく耳にすることがありました。
「患者さんは治せるけど、家族はなかなか治せない。自分自身の治療は、もっと難しく治せないものです。」

本当にそうでしょうか。
患者さんは効果があると再び治療に来られます。治らない患者さんは来なくなります。
目の前には漢方治療が効果のあった患者さんだけが多くなります。
自分は治せる能力があると錯覚してしまいます。

家族は効果が無くても逃げません。漢方が効かなかった家族が目の前にいます。
自分の治療では、自分自身に効かないことを肌で感じます。
治せないことに気づくだけです。

治せない自分に気付く もご参考に

私は自分の子供たちが生まれてから、病気になっても家族を病院へ連れていきませんでした。
自分の漢方で治そうとしました。「ここが漢方の限界」と思ったら直ぐに医療機関へ運ぶつもりでした。
冷静に考えると酷い話です。

子供たちが小さい頃、「うちは病気になっても病院に行けないもんね」と言ってたのを思い出します。
歯医者さんと、次女が足を怪我した時、三女が半月板を割った時以外は漢方で治しました。

長女が喘息で苦しんだ時は、奥様が太陽堂漢薬局の患者さんであった知り合いの小児科の先生に診てもらいました。しかし気管支拡張剤の副作用が出て、結局は漢方で喘息も治しました。
5人家族で20数年、家族の風邪、喘息、インフルエンザ、肺炎、アトピー性皮膚炎、急性肝炎、盲腸炎、胆道閉塞、椎間板ヘルニア・・・。すべて漢方で治せたのです。幸運でした。