病の進行「内外」

2021年3月16日;三陰三陽表裏内外図 腹証奇覧翼 和久田叔虎著
病位の進行を診るのに表裏(三陰三陽)、三焦(上焦・中焦・下焦)の他に「内外」と言う概念が東洋医学には有ります。

三陰三陽図には太陽「」の病位は「頭項、背。或いは乳より上と云う。内に封ずれば外と云う」と記載されています。

少陽「半表半裏」の病位は「胸骨、脇下。内に封ずれば外と云う、外」と記載されています。
太陽・少陽の病位は「内外」では「外」に当たる事が記されています。

陽明「」の病位は「心下、臍上。外に封ずれば内と云う、内」と記載され、陽明から始めて「内」と書かれています。

陽病の進行は総括にて「およそ陽病は、表より裏に迫り、外より内に入る。中焦に至りて極まる

その後、少陰、太陰、厥陰が記載され、最後に
陰病の進行は総括にて「およそ陰病は、下より上に迫る。下に在る病は静に、中に在る病は劇、上に迫る病は厥逆す」と記載されています。

陽病は「表より裏へ」、「外より内へ」、「上より下へ」でした。
陰病は「下より上へ迫る」となっています。
また「下に在る病は静」と太陰病は静。
「中に在る病は劇」と少陰病は劇。
「上に迫る病は厥逆す」厥陰病は厥逆となっています。

表裏(三陰三陽)、三焦(上・中・下焦)、内外は違う理論で表現が異なりますが、同じ病態を診ています。
前から見るか、後ろから見るか、左右から見るかの違いです。