無駄な物は無い

2021年1月13日;(写真は 北海道留寿都スキー場です。)

東洋医学では、人間の体に無駄な物は無いと考えています。
扁桃肥大で扁桃腺を切り取る、虫垂炎で盲腸を切り取る、胆石で胆嚢を切り取る発想が東洋医学にはありません。
最後の最後まで湯液、鍼灸、導引により対応していきます。

切除は出来るだけ減らすべきと思いますが、切除する事を否定してはいけません。それが東洋医学の良い所であり、また限界でもあるからです。
東西両医学を適切に用い助かる患者さんが多くいらっしゃいます。東西両医学のお互いの長所、短所を学び選択すべきです。

人にも無駄な人はいません。
自然界で異なった植物のタンポポとハコベが同一には成れません。タンポポがありハコベがあり各々が小宇宙を作っています。
一人一人性格が異なり、人生が異なります。親子でも夫婦でも一心同体ではなく、離れすぎない近すぎない距離が小宇宙どうしの間にはあります。
一人一人の長所を活かし輝く人々の人生が集まり、更に大きな小宇宙が形成できたら良いです。
縄文人の小宇宙 でご紹介した「東洋医学の小宇宙は、無駄な物は無い、無駄な人は居ない。いかに調和し太極になり、和するか」です。

目に見える人間や植物だけではありません。目に見えない一生や経験にも無駄なものは有りません。
人生に無駄な事は無い に記しました。成功だけでなく失敗も、楽しいことだけでなく悲しみも、目に見えない経験で今の貴方と言う小宇宙が出来ています。

自然界に無駄な物も動物も植物もありません。
岩があり、岩の下が苔むし、そこで生きる虫がいます。
山があり、水を貯え泉が湧きます。川が出来、水の恩恵を受ける生物を生かしています。

私達は周りに生かされています。同時に周りを生かしてもいます。
周りを生かせば生かすほど、色んな経験も出来、世界も広がり、周りも自分も豊かになるのかもしれません。
まさに東洋医学の天人合一(テンジンゴウイツ)の思想です。
天人合一の思想は 陰陽と小宇宙 を参考にして下さい。