肝臓の門脈圧

2022年4月9日;(写真は 福岡市 福岡城 舞鶴公園 です。)

肝硬変や肝がんなど他疾患で肝臓の血流が阻害されると肝臓の入口である門脈圧が亢進します。

食事で摂った栄養分は胃で水性の物が吸収され、小腸で油性・水溶性の物が吸収、大腸で水性の物が吸収されます。
吸収された栄養分は生体にとって異物です。そのため肝臓に運ばれ分解、再合成されます。例えば牛肉を食べます。牛肉は分解され自分の生体に合うアミノ酸、タンパク質に再合成されていきます。

その肝臓への入り口が門脈です。
肝臓の血流が低下すると肝臓へ行くはずの血流が脾臓へ流れます。すると脾臓は徐々に大きくなり脾腫となります。血液を分解する臓器の脾臓が大きくなると貧血や血小板の減少が起きます。

肝臓へ行くはずの血流が静脈へ流れると静脈が太くなり胃や食道に静脈瘤が出来だします。静脈瘤が傷つき破裂すると命に関わる大出血になることもあります。

また下部へ流れると痔核の原因になります。
痔に使う乙字湯(オツジトウ)は肝臓の血流を良くし痔核を改善する漢方薬です。

どうしても肝機能が下がらない場合は牛黄(ゴオウ)と熊胆(ユウタン)の組合せが奉功することがあります。
口伝ですが、牛黄60mgと熊胆40mg。又は牛黄100mgと熊胆30mgなどの配合が伝えられています。