水は怪(カイ)なり

2021年3月12日;(写真は 福岡市 百道浜 です。)
東洋医学では病因(病気の原因)を気毒・血毒・水毒に分けます。

「気」は目に見えないエネルギーと考えると解りやすいです。
「血・水」は目に見える物質です。

気血水に関してはコチラを参考に。

血毒は脂(動物性)と油(植物性)が原因の事が多いです。
胃は水性。十二指腸から下の腸は胆汁の界面活性作用により油脂と水性の混ざった水溶性です。
尿は水性。便は脂と水性の混ざった水溶性です。

「水」は容れる容器で自由に形を変え変化していきます。
前回のコラムで書いた「怪病(カイビョウ)は痰(タン)として治(チ)せよ」は複雑で深い不可解な病気は「水毒」が原因の事が多いことを示しています。

生命は地球の水性の海(水毒)の中で誕生してきました。
二酸化炭素の満ちた地球では嫌気性の生物が進化し、二酸化炭素を吸い酸素を吐き出す生物が進化していきます。
その後、酸素の増えた地球上に私達のような酸素を好む好気性の生物が進化してきました。

多細胞に進化した生物は油脂(血毒)を合成します。
植物が油を作り化石の石炭と成りました。動物が脂を作り化石の石油と成りました。

進化の過程でも水毒の歴史が古く深く、血毒の歴史は浅いのかもしれません。
東洋医学の病因でも血毒より水毒が深いと感じます。