水抜きの伝承療法

2021年8月11日;(写真は 箱根神社平和の鳥居 です。)

水抜きの伝承療法

伝承療法の中には驚きの効果を示すものがあります。
外科倒しと言われた伯耆の伯州散は床ずれ・褥瘡などの傷口が一気に盛り上がります。伯州散は津蟹(川ガニ)、反鼻(マムシ)、鹿角(鹿の硬くなった角)を等分で黒焼きにします。本来は内服ですが漢方の紫雲膏に混ぜると非常に効果の高い伯州散軟膏が出来ます。
また毛沢東の狭心症を治した冠心2号方も中国の家伝薬の伝承薬を改良したものだと言われています。

「唐胡麻」と「彼岸花」で膝の水を抜く

唐胡麻を絞ったのがヒマシ油です。この唐胡麻と彼岸花(曼珠沙華)の球根を使うと腫れて痛い膝の水が一晩で抜けてしまいます。

唐胡麻30個の皮を取ります。彼岸花の球根3~5個も皮を取ります。すり鉢で唐胡麻と彼岸花の球根を一緒に擦ります。
寝る前に両足の土踏まずにガーゼかリント布で貼ります。片方の膝にしか水が溜まってなくても両方の土踏まずに貼るのがコツです。
何回も注射針で水を抜いた経験があると効きませんが、注射針で抜いていなければ百発百中で膝の水が抜けます。
※彼岸花の球根は猛毒です。口にしないよう気を付けます。すり鉢も洗浄を徹底します。

「細辛」で腹水を除く

細辛と言う漢方薬があります。喘息や鼻炎に使用する小青竜湯、苓甘姜味辛夏仁湯、麻黄附子細辛湯などの構成薬味で利水剤です。

この細辛の末を寝る前に臍に詰めカット絆などで止めます。この臍への細辛末で腹水が抜ける事が有ります。
太陽堂漢薬局の患者さんで腹水の溜まる女性に寝る前に細辛末を臍に詰める様ご指導しました。細辛末を臍に詰めると見事に腹水が抜けます。試してみる価値はあります。

「鯉」と「小豆」で腹水に対応する

小豆(アズキ)は漢方名は赤小豆(セキショウズ)と言います。清熱・解毒・利水に用います.。
小豆(アズキ)と漢方薬をご覧ください。
鯉は食養では補(体力を付ける)・降(降ろす)働きが有りますので腹水を降ろすのかもしれません。ただやや潤の働きもあります。

  1. 小豆300gを水で4時間戻します。
  2. 鯉(中程度)を3枚におろし、魚肉のみ細切れにします。
  3. 水で戻した小豆を1時間煮詰め、鯉の魚肉を加え更に1時間半煮詰めます。
  4. 出来上がったものを1日3回、4日間分にて食します。

私は鯉と小豆の組合せは試したことが有りません。伝承で残っているからには何らかの効果が有るのだと思います。