手掌紅斑と漢方

2022年4月7日;(写真は 福岡市 福岡城 舞鶴公園 です。)

肝硬変になると症状の1つに手掌紅斑があります。

女性はもちろんですが、男性でも女性ホルモンを持っています。ただ男性の場合は女性ホルモンより男性ホルモンの方が優位と言うだけです。

肝硬変などで肝機能が悪化すると、女性ホルモンを解毒代謝できずに血液中にエストロゲンが増加します。
その女性ホルモンが原因で手掌の血管が拡張されます。それが手掌紅斑です。

手掌に不自然な赤味が出現します。心臓より手を上に挙げると赤味は薄くなります。

元々の体質的に手掌に紅斑のある方もいます。
今まで無かった赤味が現れたら肝硬変以外にも原因が考えられますので、専門家に相談された方が良いと思います。

漢方では肝臓の漢方薬に牡丹皮(ボタンピ)や桃仁(トウニン)などの桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)や黄芩(オウゴン)、紅花(コウカ)を追加したりします。また男性、女性に限らず加味逍遙散(カミショウヨウサン)が適応になる場合もあります。
陰証の場合は、人参湯(ニンジントウ)や黄耆建中湯(オウギケンチュウトウ)などの太陰病位の処方が適応になります。