最低限必要な証・体質の診方

2021年7月8日;(写真は 雄大で優しい大分県由布岳 です。)
風邪などで発熱した場合、西洋医学では種類は異なっても通常は同じ効能の解熱剤を使用します。しかし東洋医学では一人一人の患者さんの証に応じて治療法も漢方薬も異なります。

風邪だけでなく下痢や細菌感染でも頭痛でもリウマチなどの身体痛でも、全ての病気で病名が同じでも患者さんごとに治療法と漢方薬が異なります。

病名でお薬が決まるのではなく、一人一人の証(体質や病状)で漢方薬が決まります。
例えば大柴胡湯証の同一患者さんなら、風邪でも糖尿病でも高血圧でも病名に限らず同じ大柴胡湯で治療することもあります。

証(体質や病状)を判断する時に最低限必要な要点

  1. 摂取した水の流れ
  2. 摂取した食物の流れ
  3. 全身的で体質的な寒熱と、病(患部)の寒熱

東洋医学では病因(病の原因)を「気・血・水」で判断します。気毒・血毒・水毒です。
「気」は目に見えません。エネルギーと考えると分かりやすいです。
「血・水」は目に見える物質です。
水毒に影響を与えるのは摂取した水分とミネラルです。
血毒に影響を与えるのは摂取したタンパク質と油脂物、糖類ですが特に油脂物は血毒との関係が強いです。
また「寒熱」は病因や病の証・体質の性格を最も判断しやすい目安です。

東洋医学の問診・切診・聞診・望診の四診による情報は非常に多いです。上記3点は東洋医学の病因と診断・証の判断には最低限必要な情報となります。
簡易に説明します。ご自分やご家族の状態・体質を診るのに十分な情報だと思います。

次回は「摂取した水の流れ」です。

  1. 最低限必要な証・体質の診方
  2. 最低限必要な証・体質の診方_摂取した水の流れ
  3. 最低限必要な証・体質の診方_摂取した食物の流れ
  4. 最低限必要な証・体質の診方_寒熱