最も大事な香りの「気剤」

2020年9月18日;
東洋医学では「気」の異常により、「水」「血」が動かされ病になると考えています。まさに「病気」です。

病の原因には気毒・血毒・水毒が有ります。
全ての病には「気毒」が存在します。これが病のスタートだからです。
そして「血毒の病」か「水毒の病」に分かれていきます。

当然ですが、すべての漢方薬はこの気毒に対する「気剤」が入っています。
気剤は3種類に分かれます。
1.上気に対する
2.気滞・気塊に対する
3.気虚に対する
上気と気滞、気塊には揮発性の精油成分が必要です。
食養生では葉野菜や香りのするミント、紫蘇、大葉、ワサビ、胡椒などを摂ると良いです。また運動などで発汗・発散すると自律神経のアセチルコリンが分泌され、上気や気滞は改善されていきます。
気虚に対しては、蒲陶などの甘い果物や根菜類、穀物を摂ると良いです。気虚にはアク・苦みの少ない食材が合います。玄米は禁止です。

気剤には精油成分の新鮮な精油を使う生薬、薄荷や蘇葉等が有ります。
また、わざと日光に当てたり、或いは長期間保存し精油を飛ばし使う生薬、陳皮等が有ります。
このような煎じ薬原料の下ごしらえを修治(シュチ)と言います。修治は精油に毒があるかどうかで変わります。
修治は、効果を上げるために行う場合と毒消しのために行う場合があります。