四季の季節に合う養生法

2020年7月8日;
東洋医学の四季は旧暦で考えます。
「節分」の次の日「立春」から春が始まります。
同様に「立夏」「立秋」「立冬」と季節が変わります。

は、陰中の陽。2~4月です。
寒い2月でも雪の下で芽吹く植物達がいます。
早春には麦踏(ムギフミ)をします。

冬の寒い時期、平均気温10度前後で私達の身体は36度の体温を保つため、26度も発熱しなければならない身体に成っています。
しかし気温が上昇する春から夏にかけ、体温が上がり過ぎないよう身体は変化していきます。
春の身体の変化に自律神経が追いつけず、体調を崩す季節でもあります。

「春の七草」を食べる時期から葉野菜を食べ始めます。
上がり過ぎた体温を、蒸散作用のある緑の葉野菜で発散します。
春の山菜の時期には、苦み・アクのある山菜で身体の熱を取ります。
そして真冬に26度も体温を上げていた身体は、6度だけ体温を上げれば良い真夏の30度に対応していきます。
※体温コントロールと身土不二をご覧ください。

は、陽中の陽。5~7月です。
気温で夏を考えるのではなく、日照時間で考えると5~7月になります。
暑い夏に脱水・熱中症を起こさないよう、滋潤作用のある旬の果物を食べます。

は、陽中の陰。8~10月です。
お盆を過ぎると、朝晩が涼しくなります。
9月の秋のお彼岸には、ヒガン花(彼岸花・曼珠沙華)が咲きます。
冬を迎えるため、夏の火照った身体を冷ます少し苦みのある秋ナスや、旬の果物の柿を食べます。

は、陰中の陰。11~1月です。
熊やリス、コウモリ、ネズミなど冬眠する時期です。

黄帝内経素問の四気調神大論篇第二には
春は、ゆったりと伸び伸びと。朝、緩やかな散歩。冠をかぶらず・・・」とあります。
散歩をし、冠(防寒の帽子)を取り、少し発散・発汗しなさいと。
食事では「春の七草」葉野菜で発散します。
夏は、陽気を体外に全てを発散させ・・・
クーラーの中にいるだけでなく汗をかきなさいと。
発汗した分、滋潤作用のある果物を摂ります。
秋はやたらと動かず。冷えを受けないよう・・・
朝晩が冷えてきます。
昔は「夜露(ヨツユ)に濡れるな」と言われていました。気温が上昇し始める朝露ではなく夜露です。
冬は早寝。日が昇ってから起床。体を温かくし寒気にふれず、発汗しないこと・・・
冬眠の季節です。身体は頑張って26度の体温上昇を維持します。発汗を防ぎ身体機能を助けます。

東洋医学の養生法、少しでも皆様の健康にお役にたてればと祈っています。