子宮筋腫の漢方治療

2021年11月19日;(写真は 熊本県南小国町阿蘇山、マゼノ渓谷の奥にある滝です。

子宮筋腫は子宮に出来る筋肉性の良性の腫瘍です。
筋腫があると生理量が増えたり不正出血が生じやすく貧血を伴う人も多いです。また閉経すると自然に筋腫が小さくなる人も多いです。

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(マゼノ渓谷から仰ぎ見る快晴)

東洋医学では患者さんの拳の大きさまでが漢方薬の適応と言われます。複数個の筋腫がある場合は合わせて拳の大きさです。
筋腫の漢方治療では桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)や甲字湯(コウジトウ)などの駆瘀血剤(クオケツザイ)に別甲(ベッコウ)3g薏苡仁(ヨクイニン)10gを用いる事が多いです。それに桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)を合方することもあります。

体質(大宇宙)の「陰陽」に関わらず、小宇宙である筋腫自体は「陽証」に成ります。
血虚(ケッキョ)体質「陰証」の女性に出来た筋腫「陽証」は、漢方治療で改善しやすいです。「陰中の陽証」。
実証(ジッショウ)・瘀血(オケツ)「陽証」体質の「陽証」である筋腫は、改善しにくい傾向があります。「陽中の陽証」。

子宮筋腫の方は貧血を伴うことが多いです。貧血の改善を考え当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)などを併用すると、瘀血の逆である血虚改善の働きが強くなります。結果、筋腫が大きくなることも有りますので注意が必要です。

筋腫の漢方治療2~3ヵ月で改善しない場合は手術を考慮した方が良い場合も多いです。