変形性膝関節症と漢方

2021年10月2日;(写真は大分県竹田市久住町 久住高原 童心回帰農場の七連結ブランコです。)

変形性関節症を漢方で治療した最初の症例は、大塚敬節先生の報告でした。
その当時は奇形性関節症の病名で報告されています。用いられた薬方は防已黄耆湯(ボウイオウギトウ)の加味方で治療されています。

その後、大塚先生に師事されていた山田光胤先生が東洋医学会の記念講演で防已黄耆湯を中心とした様々な加味方、合方(ガッポウ)による治療症例を報告されています。

防已黄耆湯の加味方としては麻黄(マオウ)の加味が最も多いです。防已黄耆湯加麻黄3gです。
防已黄耆湯加麻黄の麻黄の代用として、麻黄を含む麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)を合方し麻杏薏甘湯合防已黄耆湯としても良いと思います。

また水毒の痛みを除くアケビの蔓である木通(モクツウ)を加味することもあります。

他の合方例では防已黄耆湯に桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)或いは越婢加朮附湯(エッピカジュツブトウ)と合方します。

陽証では、防已黄耆湯加麻黄
陰証で実証は、越婢加朮附湯合防已黄耆湯
陰証で虚証は、桂枝加朮附湯合防已黄耆湯
が多いと思います。
防已黄耆湯に使う朮は、骨疾患の時は蒼朮(ソウジュツ)の方が効果があると考えられます。
蒼朮は精油が多く、白朮(ビャクジュツ)には精油が少ないです。
蒼朮は表に、白朮は裏に」です。粘膜や裏の腎臓などには白朮を使用します。

変形性膝関節症は原因として骨粗しょう症があります。骨がもろくなることで関節が擦れ続け崩れ、レントゲンを撮ると変形したようになります。

椎間板ヘルニアを漢方内服で へ続く

  1. 変形性膝関節症と漢方
  2. 椎間板ヘルニアを漢方内服で
  3. 骨粗しょう症