食養生理論の応用1

2021年12月25日;(写真は 2番弟子からのお歳暮。??)

専門家として食養生で最低必要な理論3 から続く

応用編1

後は応用するだけです。

ミカン、柑橘類

柑橘系は温で潤です。(ジュン)が大事です。
特に冬場の温州ミカン、橘、キンカン、柚子、オレンジなどは酸(サン)で温(オン)の傾向があります。体表を温める力が強く(風邪などの予防)、甘い傾向があります。漢方薬味では陳皮(チンピ)、青皮(セイヒ)、橘皮(キッピ)などです。
夏場に出来る柑橘系も酸です。甘みより酸っぱさが強く皮の白い部分が多くなります。レモンやカボス、夏ミカンなどです。酸が強く(味が厚い)深く入る傾向にあります。漢方薬味では枳実(キジツ)や枳殻(キコク)などで気塊の薬です。

味の厚みに関しては 漢方薬の働きは限局的 No.5 を参考に

甲殻類は身体を冷やす傾向にあります。蟹などが代表です。漢方薬味でも裴蟲(シャチュウ)などがあります。
背骨のある物は冷やす傾向も弱まります。
また遠洋物は長距離を泳ぐため筋肉が赤い赤味の魚に成ります。マグロなどです。
近海物は長距離を泳がないため白味の魚が多くなります。鯛やヒラメなどです。
遠洋のマグロや川魚は身体を温める傾向にあります。

パイナップル

私が所属する漢方研究会で先月に質問を受けました。
「パイナップルは南で取れ夏の果物なので身体を冷やす」のではと質問を受けました。時間がなく「温めます」とだけ答えました。
後日、質問をされた先生にキチンと電話でお答えようとしました。しかし質問が匿名形色だったらしく誰からの質問だったのか調べられませんでした。

今回の8回にわたる食養生はパイナップルの質問をされた先生へ答えたく書きました。
パイナップルは酸で潤です。夏に出来る涼性に、プラスで酸味の温性が加わります。寒熱はある程度が中和されています。大事なのは夏の身体を酸味で潤すことです。

食養生理論の応用2 へ続く

  1. 食養生の見かた
  2. 食養生の寒熱
  3. 食養生の理論は難しくない
  4. 専門家として食養生で最低必要な理論1
  5. 専門家として食養生で最低必要な理論2
  6. 専門家として食養生で最低必要な理論3
  7. 食養生理論の応用1
  8. 食養生理論の応用2