
2021年12月24日;(写真は 福岡市百道浜 百道タワーです。)
専門家として食養生で最低必要な理論2 から続く
専門家として食養生で最低必要な理論は何でしょう。No.3
五味(ゴミ)、五気(ゴキ)
五味、五気は 食養生の寒熱 をご覧ください。
五味にて幾つかのポイントを纏めると
- バラ科や柑橘系の果物は酸(サン)に入る場合が多い。
- 香りの強い紫蘇や薄荷は辛(シン)です。
- 濃い緑の野菜はアクが有るため苦(ク)に入ります。
生ではなく、出来るだけ温野菜にします。アクの一つシュウ酸は加水分解ではなく熱分解します。ボイルじゃなく炒めてもシュウ酸は分解します。 - 穀物や豆類、イモ類は甘(カン)に入る場合が多いです。
- 黄色野菜や淡色野菜も甘に入ります。
- キノコなどの菌糸体も甘に入ります。
五気に関してのポイント
- 発酵や干した物は温(オン)に傾きます。
スルメ、味噌、酢など。 - 穀物の中で玄米や蕎麦は涼(リョウ)です。
- 脊椎動物は温(オン)に傾き、無脊椎動物は涼の場合が多いです。ただし海老、牡蠣肉、貝柱は温です。
- 肉では牛肉(強温)、鶏肉(微温)、豚肉・猪(平~涼)、馬肉(涼)です。火傷に用いる紫雲膏(シウンコウ)は豚の脂で作ります。
燥湿
五味と燥湿(ソウシツ)の関係は五行理論を参考に
- 苦・辛は燥(ソウ)です。
- 鹹・酸は潤(ジュン)です。
燥湿に関してのポイント
- 葉野菜は蒸散作用がありますので散で、燥に成ります。
- 根菜類は土から水分を吸うので、潤に成ります。
燥湿に関しては 水毒を動かす食養生と漢方薬 を参考に
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