乾地黄と熟地黄

2021年9月14日;(写真は 熊本県南小国町 黒川温泉の上流 筑後川の源流です。)

非常に重要で繁用される漢方薬味に地黄があります。
今日のコラムは専門的です。難しい時は明日のコラム「地黄の使い分け」からご覧ください。

採れたての地黄は薄い茶黄色の綺麗なイモです。これを生地黄(ナマジオウ)と言います。
訂補薬性堤要には「甘苦、大寒、火を瀉し」と有ります。
甘くて苦く、非常に清熱作用が強く、火(炎症や熱など)を取ると読めます。
浅田宗伯の古方薬議には「味甘、寒・・・諸熱を解す。病人虚にして熱多きには、加えてこれを飲む」と、同様の記載が有ります。
生地黄は砂中に保存しますが、長期保存が難しく流通が殆どないです。入手が困難なため漢方薬として使われることは少ないです。

生地黄を乾燥させたのが乾地黄(カンジオウ)です。
訂補薬性堤要には「甘、寒、血を生じ、血を涼し・・・
古方薬議には「味甘、寒、痺を除き、血脉を通じ・・・

乾地黄をお酒に漬け蒸したのが熟地黄(ジュクジオウ)です。
訂補薬性堤要には「甘、微温、腎水を滋し、陰血を補う
古方薬議には「膚を潤し、腎気の虚を補う

生地黄は大寒、乾地黄は、熟地黄は微温となっています。
生地黄と熟地黄の中間が乾地黄と考えられます。

乾地黄は、甘く苦い、寒、清熱作用として
熟地黄は、甘く、微温、補血作用で用います。

地黄の使い分け に続く

  1. 乾地黄と熟地黄
  2. 地黄の使い分け
  3. 熟地黄で色白の美肌に!_No.1
  4. 熟地黄で色白の美肌に!_No.2