地竜(ジリュウ)のアンコ

2022年2月3日;(写真は インドネシア バリ島です。)

地竜はミミズを乾燥した動物薬です。解熱薬として用います。
他に気管支の痙攣を抑えることによる気管支拡張作用、降圧作用、溶血作用、後遺症の改善などに使われる場合があります。
近年は溶血作用が注目されています。

漢方では主に解熱作用に使用しています。地竜はミミズの中にアンコが入っています。このアンコ(ドロ)が入っていないと効果が悪いです。

私が若い頃の地竜はアンコが入っているため非常に臭かったのを覚えています。
しかし30年ほど前からアンコを洗い流した地竜が多くなりました。猛烈な臭みは無くなりましたが、解熱効果は落ちました。アンコ入りの臭い地竜の3倍ほどの分量を使わないと同様の解熱作用が期待できませんでした。
地竜は、中の臭いアンコが効いていたと思われます。
※私の知り合いの漢方薬局でアセトアミノフェン禁忌の患者さんに地竜を出し、アレルギーを起こしたと聞いています。お気を付けください。

マクリと言われる海藻の海人草(カイジンソウ)が有ります。
駆虫薬としても使われます。また生後間もない乳児に湿疹体質の予防や新生児黄疸の予防として吸わせ、胎毒(タイドク)を下します。
この海人草も綺麗にゴミを洗い流すと効果が落ちます。
海中で海人草に付着したゴミに何か効果があるのかもしれません。