地黄の使い分け

2021年9月15日;(写真は 熊本県南小国町 黒川の上の「いけのもと山」草原の広がる山です。)
乾地黄と熟地黄から続く

市場には生地黄(ナマジオウ)が無いため、実際には乾地黄(カンジオウ)と熟地黄(ジュクジオウ)を使い分けています。
古方派は乾地黄を好み、後世派は熟地黄を好む傾向があります。

古方薬議(コホウヤクギ)に「膚を潤し」とある様に皮膚が乾燥している時は熟地黄を使用します。
また血糖値が高い時などは「寒、血を涼し」で乾地黄を使用した方が良いと思われます。

漢方の古典である金匱要略(キンキヨウリャク)では八味地黄丸(ハチミジオウガン)は乾地黄で作る様になっています。
熟地黄が「腎気の虚を補う」、「微温、腎水を滋し、陰血を補う」を考えれば八味地黄丸には熟地黄が合います。
八味地黄丸などの丸剤を造るにはジュクジュクした熟地黄では難しく乾地黄が便利です。
金匱要略には、乾地黄で作った八味丸を飲む時に「酒で服す」と成っています。結局は「の乾地黄」+「の酒」の組合せが出来ています。
そのためお酒で服さない湯剤などの時は最初から熟地黄を使う必要があります。

熟地黄で色白の美肌に!_No.1 に続く

  1. 乾地黄と熟地黄
  2. 地黄の使い分け
  3. 熟地黄で色白の美肌に!_No.1
  4. 熟地黄で色白の美肌に!_No.2