上腹部痛の左右

2021年11月4日;(写真は大分県由布市由布岳 季節外れのミヤマキリシマです。)

半身不随の左右 から続く

また別な処方を見ると、激しい上腹部痛に使用する2処方があります。
良枳湯(リョウキトウ)と解労散(カイロウサン)です。
両処方とも胆嚢炎や胆石症、膵炎、潰瘍などの痙攣や激痛に使用されます。

良枳湯は、茯苓(ブクリョウ)・桂皮(ケイヒ)・甘草(カンゾウ)・大棗(タイソウ)の苓桂甘棗湯(リョウケイカンソウトウ)に、加味で半夏(ハンゲ)・枳実(キジツ)・良姜(リョウキョウ)を加えた苓桂甘棗湯の加味方とも考えられますが、方位は茯苓・半夏の水毒です。
弛緩性体質(アトニー体質)の人が多いです。右上腹部の激痛が目標です。

解労散は、柴胡(サイコ)・芍薬(シャクヤク)・枳実(キジツ)・甘草(カンゾウ)の四逆散(シギャクサン)に、加味で別甲(ベッコウ)・茯苓・大棗・生姜(ショウキョウ)を加えた四逆散の加味方です。病因は血毒です。
別甲には塊を消す働きがあります。
痙攣性体質(カタル体質)の人が多いです。左上腹部の激痛に使用されます。

やはり「右は水なり、左は血なり」です。

※解労散と良枳湯は、実際の臨床では左右に限定せず上腹部痛を目標にします。

  1. 第六感
  2. 東洋医学と磁場
  3. 男は陽なり、女は陰なり
  4. 右は水なり、左は血なり
  5. 半身不随の左右
  6. 上腹部痛の左右