痛みと漢方

2021年10月9日;写真は 大分県由布市庄内町 男池(オイケ)の湧き水2です。

東洋医学の世界では夜間の痛みは陽実証、昼間の痛みは陰虚証が多いと言われることがあります。また夜間に痛みが増すのは瘀血が原因と言われることもあります。

昼間は身体を動かしますので身体の血流は良くなります。夜は寝ているので寝返り以外に動く事が少なく血流が低下しやすい状態になっています。

起床時に痛みが激しくなる身体痛や神経痛は、血流の低下により症状が強く出ている可能性があります。よく観られる証は疎経活血湯(ソケイカツケットウ)証などです。
疎経活血湯証は瘀血ではなく血滞になります。「瘀血」は日本漢方の独自用語で血滞とはやや意味が異なります。

昔から大酒飲みの神経痛には疎経活血湯と言われます。
お酒(アルコール)には利尿作用が有ります。
お酒を飲むとアルコールは猛毒アセトアルデヒドへ変換されます。アセトアルデヒドを無害な酢酸へ分解するため体内の水分が必要となり消費します。アルコールを飲むと喉が渇くのは、アルコールの分解代謝で水分を使われ脱水状態になっているからです。

脱水状態になると血液中の水分が減少し血液がドロドロになり血滞を生じます。
「大酒飲みの疎経活血湯」が出来あがります。