食と医

2022年5月17日;(写真は 福岡県福津市 宮地嶽神社 です。)

孫思邈(ソンシバク)の千金要方(センキンヨウホウ)第6巻食治論に「医は病の源を把握し、犯された個所に応じ食にて治せよ。食にて治らざれば、薬を用いよ」とあります。

  • 食にて病が治る事。
  • 食は、病の源、犯され個所によって変える事。
  • それで治らない時は薬(漢方薬)を使用します。

が記載されています。
その人その人の体質や状態によって食は変えないといけません。

栄西禅師(エイサイゼンシ)の喫茶養生記(キッサヨウジョウキ)には「一切の食は甘を性と為したる也」とあります。
食の主食は「甘」であると記載されています。
ここで言う「甘」は砂糖ではありません。
脾の臓は「穀気、後天の気」を運用します。脾の臓の五味(ゴミ)は「甘」です。「甘」は具体的には穀物やイモ類を中心とした澱粉質です。

飽食の私達は糖質ダイエットをしないといけません。しかし飢餓の状態で生きて行くにはエネルギー源が必要です。

食養生では主食の「甘」は、食性が穏やかです。だから主食になります。
副食は、身体に対し食性(薬性)がやや強い場合が多く、そのため主食にはなりえません。

私達の歯は上下片側では、噛み切る前歯が2本、肉食の犬歯が1本、臼歯が4本、親知らず(臼歯)が1本です。
磨り潰す臼歯が8本中5本です。これは私達の先祖が何を食べてきたか現しています。