表裏と舌診・脈診

2021年1月26日;(写真は 江戸城 内)
東洋医学に表裏と言う概念が有ります。東洋医学では漢方薬に関わらず、食養生でも鍼灸でも表裏に基づき治療順番や食養生の優先順位が変わります。

とは体表であり皮膚や骨格筋などを指します。
とは身体の深い部分、内臓や免疫や内分泌器官を指しています。
表裏に虚実を組み合わせていきます。
「虚実」に関してはコチラを参考に

舌診では、表証には基本的に舌に苔を認めません。裏証では舌に苔が発生します。
裏虚証の太陰病では薄い白苔で湿っていることが多いです。
舌苔は内臓熱により変化します。裏実証では苔が厚くなり色も白から褐色へと変化します。また苔は乾燥しています。(但し、少陽病位の黄連湯証には舌奥にベタベタの黄苔が付きます)
舌苔は慢性病や体質判断には目安となりますが、急性病では苔の発生が間に合わず参考に出来ない場合も多いです。

脈診では、表証は「浮の脈(軽く触れても触れられる脈)」を呈し、裏証は「沈の脈(少し押し込むと触れる脈)」を呈します。
虚証は「弱(少し力を入れると消失する)の脈」で、実証は「力(力を入れても消失しない)の脈」になります。
「浮・沈」、「弱・力」の脈証を組み合し
表虚証では「浮で弱」の脈になり、表実証では「浮で力」の脈になります。
同様に、裏虚証では「沈で弱」の脈になり、裏実証では「沈で力」の脈になります。
当薬局では脈診の代わりに糸練功を用います。
糸練功に関しては
誰でも出来る「糸練功」
医療気功糸練功の合数(改善度合い)と症状
を参考にしてください。

表裏と治療法に続く