補瀉の漢方薬

2021年2月2日;(写真は福岡市 愛宕神社 境内、可愛い孫です)
東洋医学の補瀉とはから続く

補瀉の漢方薬は大別し7種類の薬勢に分けられます。
「峻補、大補、補」
「平・中」
「峻瀉、大瀉、瀉」
の7種類です。

峻補には、紫荷車や鹿茸などがあります。
紫荷車は胎盤です。プラセンタは紫荷車を熱処理したものです。
鹿茸は高貴薬の一つ、春に生え変わる鹿の骨化していない柔らかい角です。

峻瀉には、麻黄や竜胆、大黄や芒硝などの瀉下剤があります。
麻黄はエフェドリン作用が有ります。吉益東洞の薬徴には「喘咳、水気を主治するなり」とあり、身体の表面を温め発散し利水(水毒・湿をさばく)作用があります。喘息などの鎮咳、神経痛やリウマチなどの身体痛に使用します。

竜胆は訂補薬性提要に「大苦、大寒、肝火を瀉し下焦の湿熱を除く」と有ります。肝胆の実火である熱性痙攣、頭痛、目の充血・痛みなど。また下焦の湿熱の膣炎、性病、陰部湿疹などの下腹部炎症に使われます。

瀉下作用のある大黄、芒硝の他に巴豆(ハズ)、甘遂(カンズイ)、大戟(ダイゲキ)、芫花(ゲンカ)などの瀉下剤も峻瀉に成ります。

大補には、白人参、当帰、黄耆、山茱萸、白芍薬、膠飴、大棗・・・
大瀉には、桃仁、枳実、桔梗・・・
などが有りますが、又の機会にご紹介いたします。