
2022年1月6日;(写真は 北海道留寿都スキー場、イゾラ山頂からです。)
新古方薬嚢には
「薬(食)には五味(ゴミ)とは別に気なる働きある物あり、この働きを大別して寒と熱となす。
寒の微なるものを涼となし、熱の微なるものを湿となす。
そのいずれにも偏せず特に気の働きを発せざるものを平となす。」とありますが・・・
東洋医学では「陰」と「陽」があります。
陰から陽への変わり目を「陰中の陽」、陽から陰への変わり目を「陽中の陰」と考えています。
「陰」から「陰中の陽」へ、次は「陽」へ。
「陽」から「陽中の陰」へ、また「陰」へ戻ります。之を繰り返しています。
冬「陰」から春「陰中の陽」へ、次は夏「陽」へ。
夏から秋「陽中の陰」へ、また冬「陰」へ戻ります。季節が繰り返すのと同じです。
人間の一生も、胎児は「陰中の陽」で、赤ちゃんは「陽」。
20代後半から「陽中の陰」、40代から「陰」になると思われます。
1日の推移も、夜中の3時頃より交感神経が高ぶり始め「陰中の陽」、日の出と共に「陽」。
午後を過ぎ太陽が傾き出すと「陽中の陰」、日の入りから「陰」に入ります。これを繰り返しています。
※気温が一番高い14時頃は「陽中の陰」で「陰に入っている」ことが注目です。
気温が高いと言う結果や現症ではありません。
エネルギーの向き、太陽が昇って行っている「陽」、降りきてている「陰」。
スペクトルがどちらを向いているかで陰陽が決まる事が重要です。
陰陽と太極(タイキョク)へ 続く